起業する前に読みたい本~精神論・経営論篇~

~精神論・経営論篇~

具体的な起業の準備に入るまえに、さらにこれらの本を読んでみてください。

起業に大切な精神論が判る本

筑摩書房「金持ち父さんの起業する前に読む本」・・・ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター、白根美保子(翻訳)
ゼロックスでセールスを学び、ナイロンとマジックテープ製のサーファー用財布の会社を起ち上げて大成功し後にいくつもの事業を起ち上げたロバート・キヨサキが、起業とは何か、失敗から学ぶとはどういうことなのかを説いています。思っている以上に起業は大変な事、数多くの困難を乗り越えるためには様々な人からの協力が必要なことなどが、本人の経験談に基づいて書かれているので、とても読みやすく、分かりやすいです。この本や他の本を読むと、「成功するひとは皆同じ事を言っているな」と気付かされます。起業する前に心の整理をする時、とても役に立つ本だと思います。
日本実業出版社「君を幸せにする会社」・・・天野敦之
高給取りのサラリーマンは果たして本当に幸せなのか、会社にとって一番大事なのは本当に「利益」なのか、人は何のために働くのかといった内容の本です。リーマンショックの波にのって、不況にも強い会社が見直され始めています。これから起業しようと考えている人たちは、いずれ人を使う立場になるわけです。その際の心構えや働くことの本当に意味とは何なのかが分かります。良い会社にしたいという思いをずっと忘れずに経営者として過ごすために、この本は大切なことを教えてくれるのではないかと思います。
日本実業出版社「がんばっているのに報われない人のための『認められる!』技術」・・・久米信行
東京下町生まれでTシャツメーカーの3代目を務める著者が、「褒められて伸びる」「ダメ出しされると凹む」タイプの人間に、ありのままの自分を受け入れてもらうための30の方法を教えるという本です。起業するうえでは「人に好かれる」ことが意外と重要になってきます。頑張っているのに報われなかったり、一生懸命やっているのに認めてもらえないという悩みは、起業家に限らず誰もが抱えている物です。そんな人たちが、周囲に自分を認めてもらうために行うべき30の方法が分かりやすく書かれています。起業を考える人だけでなく、多くの人の悩みを解決するヒントになる本だと思います。
サンマーク出版「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」・・・中村文昭
自分の味方は大いに越したことはありません。それは家族であったり、犬猫であったり、新幹線で知り合った名前も知らないビジネスマンであったり、角のタバコ屋のおばちゃんであっても然りです。本作は、そんな風に自分の味方になってくれる人を増やす著者の一風変わった「人たらし術」が描かれています。まるでヤクザのような師匠にしごかれ、叩き込まれた人生成功の鉄則は、ぬるま湯に身を置く学生たちの刺激になること間違いなしです。起業したいと漠然と思っていても決心がつかない人、人との関わり方がイマイチ分からないという人にお勧めです。シリーズ化されていて、漫画版もあるので、併せて読んでみてください。

経営論が判る本

世界文化社「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」・・・マイケル・E・ガーバー
全米でベストセラーとなった「起業術」のバイブルです。20年間、スモールビジネスを対象にした経営コンサルティング活動を行ってきた著者が、スモーツビジネスが失敗しがちな原因を分析し、成功へと導くノウハウを記しています。また本書では「個人の能力に依存しない組織を作ろう」というテーマで書かれています。経営者は最初は総務部、営業部、法務部など、すべての業務を一人でこなしますが、だんだんと自分の仕事を人に任せていくことが大切だと述べられています。この本はパイの専門店をオープンした女性起業家のサラと、経営コンサルタントが、論議を広げて次第に経営のノウハウを身に着けていくという会話形式になっているので、とても分かりやすく読みやすいです。小規模な会社が陥りやすいワナとその回避方法を学べる一冊です。
講談社「ブレイクスルー・カンパニー 小さな会社が大きく伸びる法則」・・・キース・R・マクファーランド
発売と同時に「ウォールストリート・ジャーナル」のビジネス書部門で1位に輝いた話題作です。不況や逆境に負けず、起業レベルを超えてブレイクスルーした一握りの会社が、どのように成功を掴んだのか、小さいまま成長できない会社とはどこが違うのかを、徹底した調査に基づいて解き明かした本です。起業の教科書ともいえる定番本ですが、小規模な会社向けの内容となっているため、即戦力になってくれると思います。起業する前にはちょっと想像し辛いことかもしれませんが、頑張って読んでおくことをお勧めします。
日経BP社「ビジョナリー・カンパニー」・・・ジム・コリンズ、ジェリー・I・ポラス
こちらも起業の経営を学ぶ教科書として定番の1冊です。こちらはブレイクスルー・カンパニーよりも比較的大きな会社になったときの経営論なのですが、中長期的な思考と視点を与えてくれるので、起業前にも一度読んでおくといいでしょう。アメリカの主要起業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から産み出されたレポートです。いくつもの会社の事例を読み進めるうちに、成功する会社の共通点のようなものを見つけることが出来ます。会社がひとつステップアップする段になったら改めてまた読むといいと思います。
フォレスト出版「小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略」・・・竹田陽一、栢野 克己
ランチェスター戦略で知られる経営コンサルタントの竹田陽一が、中小企業が成功するための戦略とマーケティング、営業のノウハウを記した一冊です。数多くの中小企業の盛衰を見つめ続けてきた著者ならではのノウハウが散りばめられていて、非常に参考になります。ランチェスター戦略は、実現したいビジョンと利益を生むビジネスの双方を志したとき、必須となるフレームワークだと言われています。インターネット社会の現代には絶対に欠かせない戦略となるはずのものなので、足場を固める経営戦略の要としてこの1冊を読んでおきましょう。