事業を成功させるために

事業を成功させるために

起こした事業を成功させるために大事なことは何でしょうか。資金面、事業の新規性、経営のノウハウなど、例を挙げればいくらでも出てきそうですが、成功者が必ずしも沢山の資金を持っていたかというとそうではありません。新しい事業でなくても成功した人は大勢います。起業家たちの最も注目すべき点は、「情熱を持って行動している」という点ではないかと思います。今や老若男女に関わらず起業家が増えている時代です。彼らの共通点から、起業で失敗しないコツをまとめてみました。

仲間を集めよう

1人でビジネスを始めるのは容易なことではありません。出来る事なら信頼のおける仲間を募り、「起業のためのチーム」を結成するのがいいと思います。ある調査では1人で起業する人は、2人のチームで起業する人たちよりも、事業を成功させるのに3.6倍の時間がかかったという結果が出ています。1人では煮詰まった際に抜け出すアイデアが生まれにくいですが、2人3人と人数が増えれば、意見もその分沢山出てきます。それぞれが得意分野を担当して起業の計画を進めることで、時間短縮にもなりますし、ビジネスの成功率もあがると思います。仲間を集める際に大事なのは、組織に必要な人材かどうかです。起業前には欲しい人材全てを採用する余裕はありません。限りのある資源で本当に必要な能力を持つ人を採用するのが大切です。まずは自分に足りない部分を補ってくれる人材、チームに足りない力を持つ人材を採用しましょう。

人材は最も高い投資

人材選びを妥協しないことも大切です。最高の仕事をするためには自分をサポートしてくれる右腕が必要になります。人材は最も高い投資なのですからその品質には妥協する必要はありません。自分の右腕となってくれる人材を早く見つけ、共に成長していくことを意識しましょう。また、自分と似たような経験や価値観を持った人の方が仕事はしやすいですが、そういう人だけでなく全く違う背景や能力を持つ人たちを採用することも大切です。異なる背景や能力を持つ人材からは、自分では思いもよらなかったアイデアが出されることもあります。従業員の価値観や多様性を認めることも大事なのです。また、起業したばかりのころは経営陣である取締役が最も大きな影響力を持っています。大企業であれば既に役割分担も出来ていて、人的能力に大きく依存することはありませんが、起業したばかりとなるとそれも難しくなります。取締役を中心とした経営陣の質がそのまま事業の結果に大きな影響を与えることも有ります。ですから、取締役の選出は細心の注意を払って行いましょう。


自分の事業を徹底的に理解する

事業計画書の項でも言ったように、自分がこれから行おうとしているビジネスについては徹底的に考え、勉強し、理解しておきましょう。そもそも起業する価値があるのか、なぜこの事業をやろうと思ったのか、未来までの計画が整っているのか、業務に関する詳細な説明が出来るかなど、一見すると当たり前のことのように感じますが、自分では理解していると思っていても意外と知らないことも多いのです。ですから、事業計画書を書き、自分たちの計画をチーム全体で理解しておくようにしましょう。また、自分達の計画を客観的に評価することも大切です。アイデアが素晴らしいものであっても、それが適切に実行できなければなんの意味もありません。他社との競争に打ち勝つためにも、自分達の計画を一度客観的に評価することも大切だとおもいます。

競合相手を調査

どんなに斬新なアイデアでも、今の時代は誰かが既にそれを行っている可能性が高いです。つまりは競合相手がいるということです。競合相手との競争に打ち勝つためには、差別化を図る必要があります。そのためには相手の事業内容もじっくりと調べる必要があります。その際、自分のアイデアにいくら自信があるからと言っても、競合相手を過小評価するのは厳禁です。主な競合相手をリストアップし、こちらも客観的な目線で評価しましょう。競合相手の戦略を想像して書き出してもいいですね。販売プロセスや広告戦略、顧客満足度、価格などについても調べておきましょう。

資金の管理

どの会社も必ずぶつかる壁が「資金の管理」の問題です。資金は大いに越したことはないですが、最近では少ない資金でも起業する事ができると言われています。しかし、万一の時に困らないよう、資金の調達先を幾つか確保しておくことが大切でしょう。またお金の流れをよくする方法も把握しておく必要があります。多くの起業家は技術、または営業のどちらかが得意分野であることが多く、会計や財務の知識には乏しいという人が多いです。運転資金がいくら必要で、会計や財務はどのように管理するのかなど、起業はお金のあれこれを理解している人がいなければ成り立たないものです。財務の専門家とのつながりをもっておくといいと思います。また、製品やサービスの価格設定にも細心の注意を払いましょう。製品の価格を決めるのはとても難しい仕事です。多くの場合は初期設定が安すぎて資金繰りが上手くいかなくなり失敗します。効果的な価格設定をすることもビジネスを成功に導く大事な要素です。十分な粗利益を確保できる価格設定を行いましょう。

専門分野は専門家に

また、創業者がいつまでたっても請求業務をしているような組織は大きく成長しません。そういった業務は専門の担当者をつけるようにしましょう。請求業務や会計に関わらず、全てを自分一人でやるのではなく人に任せることを実践していくことも重要です。それぞれの役割を少しづつ新しい人に任せていくようにしましょう。また、それにはある程度の構造を事前に作っておく必要があります。人が入れ替わっても会社が回る状態にしてある会社が最も良い構造と言えるでしょう。

時間の管理

起業家にとっての1日、または1週間はとても短いものだと思います。1分1秒も無駄にしたくないのに、気が付いたらあっという間に時間が過ぎていたということも多いのではないでしょうか。時間を無駄にしたいというのは事業を成功させるための基礎中の基礎ですが、焦ってしまっては駄目です。上手く時間を管理するには優先順位を決めて重要なことに時間を割く事が大切です。また、ビジネスモデルを作るのには時間がかかるということも念頭に置いておきましょう。エジソンが電球を作るのにかかった時間は25年以上と言われています。多くの起業家が半年や1年で結果を残せると思いこんでいますが、それは間違いです。その部分で焦ってしまっては良い物も産み出せません。ですから新しいものを作り出すのには大変な時間がかかることを頭に入れておきましょう。

目の前のことと先のことをバランスよく

時間の管理には重要なことに時間を割くことだと先ほどいいましたが、重要な事にも短期的なものと長期的なものがあります。短期的に重要なこととはつまり目の前にあるやらねばならないことです。例えば資金繰りであったり、目の前の顧客への対応だったりです。長期的に重要なこととは未来に繋がることです。例えば商品開発やマーケティングの仕組づくりなどです。どちらも重要なことですが、片方にばかり目を向けているとバランスが崩れて事業が失敗してしまいます。どちらもバランスよく対処するように普段から意識しておきましょう。